Shrewsbury School

interview 6

どのようなことを期待して渡航しましたか?

海外で暮らしたことのない私にはほとんど海外の学校のイメージが湧きませんでした。頭に浮かんだのは、文武両道の英国人や留学生、そして名門ならではの充実した設備に囲まれて、日本ではできない経験を積むことでした。 寮生活については単純に楽しみにしていました。

留学を振り返って

自分の予想とは違うような細かいことも多々ありましたが、全体として今回Shrewsbury School で10ヶ月間学ぶことができて本当に良かったと思っています。 Shrewsbury School の良かった点としては、先生方の親身な対応だけでなく、様々な国からの留学生がいることでものの見方の違いを知り、能力の高い学生と切磋琢磨できるところでした。 しかし、学校のSNSに関するブロックが厳しく、日本にいる人との連絡が非常にとりづらかったことには困りました。

課外活動について

・Novice rowing - 初心者ボート 週2
・Swimming - 1学期のみ 週1
・Netball - バスケットボールに似た競技 2学期のみ 週2
・Rounders - ソフトボールに似た競技 3学期のみ 週1
・EAL (English as an Additional Language) - 英語の補強の個人レッスン 週1 3学期以外
・ETSOS (Experimental Techniques in Science for Overseas Students)
- 留学生のうち化学履修者は選択できる活動 主に実験を行う 1学期のみ 週1
・Rovers - トレッキングやクライミング 2,3学期のみ 週1
・Math Society - 数学オリンピックの問題などを解く 週1
・Flute - 個人レッスン 週1

寮の食事について

寮ではなく、全校が集まるホールでのビュッフェ式の食事でした。寮ごとのテーブルでいただきました。
朝食は典型的なイングリッシュブレックファストだけでなくシリアルなどもありました。昼食は夕食よりやや重めでしたが、メインも数種類の中から選ぶことができ料理の種類は豊富でした。新しいメニューを考案したり食材をなるべく無駄にしないようにしたり、工夫を凝らされていることは感じましたが、ライムの皮のスープには閉口しました。
寮内には2,3個のキッチンがあり、フルーツ・牛乳・バター・トーストが常備されていました。小腹が空いたときにありがたく、「トーストは命。」とまで断言している人もいました。材料を自分で購入し夕食をつくることも可能です。やはり日本食の味が懐かしくなり、持参した味噌やだしを使い調理しました。

interview 6

短期・長期休暇について

1度も日本には帰国せず主にホストファミリーのお宅に滞在していました。短期休暇には、ホストファミリー宅で一般的な日常を体感しながらのんびりと過ごしていました。クリスマス休暇には、ホストファミリーの家でイギリスのクリスマスをお祝いした後、様子を見に来た両親とイタリアへ旅行に行きました。イースター休暇中は、チェコやフランスで友達の家にお邪魔していました。ホストファミリーの方の都合で、いくつかのお宅にお世話になりました。それぞれその家族の特徴が違いましたが、どのご家族も私を家族の一員のように扱ってくださり、1年間ホームシックにならずにすみました。1番お世話になったお宅は同じ寮の子がいた上、日本好きで和食をたくさん作ってくださり、安心して過ごすことができました。普段の寮生活とは違い、ホームステイと寮を両方体験できたことは貴重でした。ヨーロッパの友達のおうちに招待していただいたことは、イギリスの学校ならではのことだったと思います。EU圏内だったので行き来がしやすく、また留学生同士のつながりができ、だからこそ実現した旅行でした。

授業について

まず明らかな違いを感じたのは、日本の授業に比べて生徒の質問が授業を構成していることです。完全なディスカッション形式ではありませんでしたが、講義が3分の1くらいを占めていて、質問がまた3分の1、そして残りは実験に使われていたように思います。生徒の疑問に答える時も実験時も、脇道にそれていても役に立つお話をしてくださいました。生徒が10人程度に対して先生が1人の少人数制で、実験も個人で行うことができ、そのうえ生徒1人1人にまで先生方の目が行き届いていて楽しく学ぶことができました。いろいろな知識を交え実用的な授業内容ですが、全体的に難易度は想像していたよりはそれほど高くないと思います。

今後の留学生へのアドバイス

渡航前ではなく実際にイギリスでの経験から大切だなと思ったことは2点あります。
まず日本と渡航先を過分に比較しないようにしてください。ホームシックになることは不可抗力だと思いますが、2国を比べた時に、日本の方がなじみ深いからと言ってしがみついたり、渡航先のものが目新しいからといって欧米至上主義的な言動をしたりすることは、非常にもったいないと思います。バランスが大切です。余談ですが、私はホームシックならぬ日本語シックになり、活字系は本を持って行ったのでどうにかなりましたが、日本語の音に触れたくなり動画を見たり友達に電話を掛けたりしました。
次に、声に出す前にこれから言おうとしていることをもう1度よく考えてください。母国語でない言語で話す場合、やはり表現が乏しく直球で発言してしまいがちです。相手がいくら留学生で英語が達者でないことを考慮してくれていても、人を傷つけるような失礼な発言に至らないとは限りません。普段でも人間関係を円滑に進めるために必要なことですが、海外では特に発言に気をつけなけらばならないと実感しました。